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牛と農夫の往復書簡!?奇想天外なストーリーがおもしろい絵本『Click, Clack, Moo: Cows That Type』


ご紹介するのは『Diary of a Worm』の著者Doreen Croninさんの『Click, Clack, Moo: Cows That Type』です。


彼女の作品には家畜がよく登場するんですが、その中でも牛は特によく出てくるキャラクターでもあります。
日本よりも牛が身近な動物だからなのか(?)、アメリカの絵本やおもちゃには牛がよく使われている気がします。
そのせいか、長男も大の牛好きです。(通学リュックも大好きな牛柄です…!)



本作は、アメリカで最も権威のある児童文学賞のひとつであるコールデコット賞(Caldecott Medalの候補作品としてノミネートされました。
コールデコット賞は逃しましたが、候補作品に与えられるコールデコット・オナー(名誉賞)を獲得しました。銀のメダルがその証です。

目次

『Click, Clack, Moo: Cows That Type』あらすじ

ある農場に、タイピングが好きな牛がいました。
牛舎から聞こえてくるタイピングの音に驚く農夫のブラウンおじさん。
しかしさらに驚くことに、牛たちはブラウンさんにこんな手紙をよこしてきました。

拝啓ブラウンさん

牛舎は夜になるととても寒いんです。
だから私たちにどうか、電気毛布を用意してください。

かしこ
牛たちより

「そんなばかな!そんなもの必要ない!」とブラウンさんに断られた牛たちは、ストライキを決行することにします…

『Click, Clack, Moo: Cows That Type』おすすめポイント

こちらの絵本はコールデコット・オナー受賞作品。
楽しいストーリーもさることながら、絵もとっても可愛くて癒されます。

牛たちがタイプライターを使って人間とコミュニケーションをとるという、なんとも奇想天外なストーリーは子どもたちのお気に入りです。


途中からは農夫のブラウンさんもタイプライターで手紙を書いてそれを送るという、牛たちと人間の往復書簡が繰り広げられることになります。(メッセンジャーはアヒルというところも面白くておかしいんです!)

手紙の書き方が学べるのもおすすめポイントのひとつです
(アメリカでは小学1年生からWritingの授業で手紙の書き方を学びます)

『Click, Clack, Moo: Cows That Type』読み聞かせレベルと対象年齢

リーディングレベル:Lexile指数 AD470L
対象年齢:4〜9歳


Lexile指数についてはこちらの記事で詳しく解説しています

『Click, Clack, Moo: Cows That Type』まとめ

タイトルClick, Clack, Moo: Cows That Type
著者Doreen Cronin
本の長さ32ページ
リーディングレベルLexile指数 AD470L
対象年齢4〜9歳
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