自分と子どもの英語学習のために、英語絵本の読み聞かせはどうかなと思ってはみたものの…
こんな疑問に直面して、一歩前に踏み出せずにいる人はいませんか?
そもそも、英語ができない私が読み聞かせをして大丈夫?
ネイティブじゃない発音が子どもに悪影響にならない?
この気持ち、ものすごくよくわかります。
かくいう私も、読み聞かせを始めた当初は同じように心配していた中のひとりです。
しかし結局、私は英語の読み聞かせを決意して4年間継続しました。
(現在進行形で続けていて、5年達成しました! 2022年1月追記)
毎日の読み聞かせを続けるためのコツ、そして4年間続けたことで得られた成果はこちらの記事にまとめました。
さて本記事では、
英語ができない私が毎日の読み聞かせを始めてみようと決意した経緯、
そしてアメリカに住んでみて感じた、英語を学ぶ上で大事なことについて個人的な考えを書きました。
さらに、実際に読み聞かせを続けると自分の発音、音読がどう変わっていったのかもまとめてみました。
英語絵本の読み聞かせを検討中のどなたかの参考になれば嬉しいです。
- おうち英語・親子英語に興味がある
- 英語絵本の読み聞かせに興味がある
- でも…英語の発音が悪い自分が読み聞かせなどをして悪影響がないのか心配
- 子どもにはネイティブの発音を聴かせなければ!と思っている
ネイティブ信仰という呪い
当初、英語のできない自分の読み聞かせは子どもにメリットがないんじゃないか?
むしろ悪影響なのでは?と心配していた私。
でもその考えは変わっていきました。
一番の大きな要因は、海外で子育てしながら子どもと自身の英語習得に本気で取り組もうと思ったことです。
こう書くと、ネイティブ環境のおかげだと思われるかもしれませんがそれは違います。
意外だと思われるかもしれませんが、子どもが現地の学校に通ったからといってすぐに英語が話せるようになるかといえば、答えはノーです。
(同様に、私のような主婦が現地で急に英語力を身につけることもありません)
両親が日本人で、家では日本語しか話さない家庭には多かれ少なかれ、子どもの英語習得の苦難のストーリーがあります。
我が家の場合は、子どもが英語アレルギーになり、登園拒否をするようになってしまいました。
日本に住んでいれば、息子はたくさんの友達と毎日楽しく幼稚園生活を送れていたんじゃないか、そのほうが息子は幸せだったんじゃないかと思わない日はありませんでした。
そんな状況ですから、私も何とか家で英語を教えてあげられないかと必死でした。
ところで、私たちが住んでいたのは人種のるつぼであるアメリカの中でも特に移民の多い、カリフォルニア某所でした。
息子の通うスクールの担任はアルメニア人でしたし、かかりつけの小児科医はミャンマー人。アパートのお隣さんはバングラデシュ人に中国人と、移民だらけの環境。
そのみなさんの英語の発音はというと、そんなの当たり前と言わんばかりに訛ってました。
おそらく、みなさんの想像の3倍は訛っています。
でも、だからと言って何なのでしょう?
きちんと意思疎通できますし、立派に仕事だってしています。
そして思うわけです。
本物のネイティブの発音って、何?
当初の私の心配はいつしかこう変わっていました。
英語を話す上で、そこまで発音にこだわる必要はあるのか?
ネイティブの発音以外は子どもに害にでもなるの?
日本人は必要以上にネイティブ信仰に傾倒しているのでは??
海外に住んでいると、このネイティブ信仰が日本人に深く刻み込まれていることに嫌というほど気付かされます。
下手な発音で話すことの恐怖、そしてそれを聞かれることの恥ずかしさ。
かたや、多少ブロークンだろうが発音が訛っていようが、堂々と英語を話す移民のたくましさ。
彼らが我が子に、ネイティブの発音にこだわって子育てしているとは思えません。
そんな考えは端からないようにもみえます。
そして私は思いました。
日本訛りのジャパングリッシュで何が悪いのか?
それだって、立派な英語ではないか。
今の自分の下手な英語も、この先上手くなっていく予定の英語も、そのすべてを子どもに聴かせることにむしろ意味があるのでは?
だって世の中には、ネイティブの発音じゃない英語だって当たり前に存在しているのだから。
まずは自分が堂々と英語を話そう。
堂々と読み聞かせをしよう。
こうして私は、ネイティブ信仰の呪縛から解放されました。
とはいえ、発音は大切。
さて、たった今ネイティブ発音である必要はないと言ったばかりでなんですが、
これは発音が重要でないという意味ではありません。
矛盾するように聞こえてしまうかもしれませんが、発音は大切です。
一番わかりやすい例で言えば、LとRの発音は英語では全く別物ですから、これを混同して発音してしまうのは英語として間違いですよね。同様に、アクセントの位置などにもルールがありますからそれらにはきちんと従うべきです。
でもその目的は、ネイティブの発音を手に入れるためじゃなくて正確に相手に言いたいことを伝えるためですよね。
この気づきこそが、私にとって大きな転換点でした。
流暢な音読でなくても大丈夫なんです。
大切なのは、相手にちゃんと伝わるかどうかなんです。
そして、たとえ間違った発音をしてしまっても大丈夫。
あなたは丁寧な音読を心がけて毎日コツコツ読み聞かせを続けるうちに、発音の間違いはいずれ修正されます。
(そのためにはとにかく十分な量の音読こそ不可欠ですが)
子どもは微妙な発音の変化だってきちんと聞き分けますよ。
ある意味、耳が鍛えられるかもしれません。
ポイントは以下の3点。
- 発音のルールに従うことは大切
- でも最初から流暢に音読しなければ!と心配することはない
- たとえ間違っていても問題なし!音読を続けるうちに修正できるようになります♪
【経験談】英語絵本の読み聞かせを続けることで起こった変化
さてここからは、
実際に読み聞かせを続けると音読がどう変わっていったのかを自分の経験をもとにご紹介します。
あくまで一例としてご覧くださいね。
※読み聞かせを始める前の私の英語力は、英検3級程度です。
海外生活ながら、常に日本人コミュニティにどっぷり浸かって生活していました。
開始〜3ヶ月の変化
まず、はじめの3ヶ月。
この段階は、読み聞かせを継続するコツについての記事でもご紹介した通り、ただひたすら習慣化のため、英語の音読に慣れるために読み聞かせを続けていました。
慣れない英語の音読で普段使わない口の筋肉を使うからか、最初はとにかくきれぎれで、詰まるような音読になりがちでした。
それが3ヶ月経ったころに「ちょっと改善されたかも?」と思うようになりました。
子どももまだ小さかったので、読んでいたのは赤ちゃん向けの絵本が中心でした。
欲張らず、易しい内容の絵本でとにかく慣れることに集中したのはよかったかなと思います。
↓よく読んでいた絵本はこちらです。
【読み聞かせ開始〜3ヶ月の変化】
慣れない発音のせいできれぎれの詰まるような音読だったのが、3ヶ月続けた頃から少しずつ改善され始めました♪
3ヶ月〜半年の変化
ちょっとだけ音読のコツを掴みはじめたので、絵本のレベルを少しだけアップし始めました。
どちらかというとあまりストーリー性がなくて、それよりもリズム感のあるものをよく読むようにしていました。
この時期の一番の変化は、イントネーションや強弱のつけ方が自然と、少しずつですがわかってきたことです。
イントネーションがつけられるようになったおかげで息つぎの場所も自然になり、より詰まらずに音読できるようになったのも実感しました。
英語絵本の読み聞かせがぐっと楽しくなってきたのもこの頃です♪
読んでいた絵本の中で特におすすめはこちら。
どれもリズム感があって内容を考えずに音読に集中できるので、イントネーションをつける練習になりました。
【読み聞かせ3ヶ月〜半年の変化】
イントネーションのつけ方が身につき始める。
息つぎが自然になったことで、音読に詰まる感じはさらに改善♪
半年〜1年の変化
読み聞かせを始めて半年経った頃から、ストーリー性のある絵本も読むようになりました。
文章のレベルがグッと上がったことで、なかなか初見では思うように読めない絵本も多くなってきました。
そしてこの頃、劇的に音読のスキルが上がったのを実感しました。
この頃大切にしていたのは以下の3点です。
- 初めての絵本はぶっつけ本番で読み聞かせること
- わからない単語が出てきても読み流すこと(少なくとも1回目は子どもにも質問させない)
- 音読に集中すること(頭の中で日本語変換しないようにする)
まず、初めての絵本を読む機会。これは特に大切にしていました。
もちろん最初から上手くは読めませんが、これが初見の練習になります。
また、レベルが上がったことでわからない単語もたびたび登場するようになりましたが、辞書など引かずに読み流すようにしました。発音がわからない場合も、ごまかして適当に読みすすめます。
そして最後、音読に集中して頭で日本語変換しないこと。
劇的に音読スキルが上がったのと同時に、不思議な感覚に見舞われるようになりました。
なんというか、口が勝手に動く感じです。
…少し話は逸れますが、この感覚はまさにピアノの初見演奏と同じだなと感じていました。
ピアノを習ったことのある方ならわかるかもしれません、とにかく大筋を捉えることに集中しながら止まらずに、前へ前へと進んでいくような感覚です。
発音で大きく変わったなと思う点は、文節の区切りを意識して読めるようになったことです。(またまた余談ですが、これもものすごく音楽のフレーズを捉えるのと似ているなと感じました)
これは日々の読み聞かせを重ねる中で徐々に、自然と身についてきました。
そしてこの文節の区切りがわかるようになったことで、英語を英語のまま自然と理解することができるようになってきました。
よく読んでいた絵本はこちら。
それから、ふきだしによる会話形式の絵本がおうち英語にぴったりだと気づいて、よく読んでいました。
【読み聞かせ半年〜1年の変化】
音読のスキルが劇的にアップ♪
同時に、口が勝手に動くような不思議な感覚を体験しました。
文節を意識して読めるようになったことで、英語を英語のまま理解できるようになってきました。
1年〜現在までの変化
読み聞かせを始めて1年経った頃からは、読み聞かせは自分にとってもはや趣味になりました。
自分の読みたい絵本を片っ端から購入したり図書館で借りたりして、今も毎日楽しく読んでいます。
(最近は、電子書籍も積極的に取り入れています。とにかく便利です♪ 2022年1月追記)
読み聞かせを始めた当初と変わらず毎日3冊を読み聞かせていますが、最近は長い絵本やチャプターブック(児童書)も読むようになったので、読み聞かせにかかる時間はだいたい20〜30分くらいです。
最近のお気に入りをいくつかご紹介します。
いわゆる「絵本」のみならず、チャプターブックやノンフィクションブックもよく読むようになりました。
単語の勉強になるので、どちらもおすすめです。
おすすめのチャプターブックについてはこちらの記事をどうぞ。
子どもたちが大好きなFly Guyのノンフィクションシリーズは大人も楽しめる内容でおすすめです。
自信がついた頃には、英検準1級にもチャレンジしました。
今では読み聞かせ以外に、ときどき海外ドラマを英語字幕をつけて観てみたり、1年前からはオンラインの英会話レッスンも受講するようになりました。
音読が得意になったことで、リスニング力、英会話力ともに上がっていて驚きました。
特にリスニング力は自分でも実感するほど向上しました。
ある程度読み聞かせを続けたら、自分の英語力を試す意味でも海外ドラマの視聴や英会話レッスンを取り入れるのはいいかなと思いますよ。
【読み聞かせ1年〜現在までの変化】
英語絵本の読み聞かせがもはや趣味の領域に♪
読み聞かせ以外にも英検やオンライン英会話レッスンにチャレンジしたりしてときどき腕試しすることも。
まとめ
本記事は
英語ができない私が英語絵本の読み聞かせを始めようと決意した経緯、
そしてアメリカに住んでみて感じた、英語を学ぶ上で大事なことについて、
個人的な考えを書きました。
目指すべきは、ネイティブの発音というよりも、きちんと相手に伝わる英語。
そう考えれば、自然と「ネイティブの発音じゃなければ!」という呪縛から解放されて、もっと楽しみながらおうち英語、親子英語に取り組めるようになるんじゃないかなと思いますよ。
ちなみに先日、息子にこんなことを言われました。
「パパよりママの方が英語読むの上手だね」
これはたまたま夫が英語の絵本を読んだあとに言った言葉なんですが私はびっくり。だって、夫は私の何十倍も英語が堪能で、10年以上海外で英語を使って仕事をしているからです。
もちろん、実際私が夫より英語ができるなんてことは100パーセントないんですが、
音読や発音に関してだけ言えば、もしかしたら案外いい線いってるのかも??
4年間毎日続けた英語絵本の読み聞かせ、英語多読の効果はあったんじゃないかな??
なんて思っています♪
英語ができなくても、発音が悪くても、
ぜひ心配せずに英語絵本の読み聞かせを始めてみてくださいね。
毎日の読み聞かせの効果はきっと絶大ですよ〜!
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