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ファンタジーなのに同時にリアル!親子愛に感動する絵本『Sylvester and the Magic Pebble』


ご紹介するのはWilliam Steig著『Sylvester and the Magic Pebble』です。

本作は1970年にコールデコット賞を受賞。

同年、National Book Award for Young People’s Literature(全米図書賞の児童文学部門)にもノミネートされました。
さらには1978年にはLewis Carroll Shelf Award(ルイスキャロルシェルフ賞)を受賞した、世界で愛される名作絵本です。

日本語訳も出版されているので、みなさんも子どもの頃に読んだことがあるかもしれません。

日本語のタイトルは『ロバのシルベスターとまほうの小石

目次

『Sylvester and the Magic Pebble』あらすじ

ある雨の日、ロバのシルベスターは不思議な赤い小石を見つけます。
それを手に持って「あぁ、雨がやめばいいのに」そう願うとあらびっくり。
たちまち雨はやんでしまいました。

その小石は、願い事が叶う魔法の小石だったのです。
喜んだシルベスターは、小石を家に持って帰ることにしました。

家路の途中、シルベスターはお腹を空かせたライオンに出くわします。
慌てたシルベスターは、うっかり自分を石にしてしまいました。
元に戻ろうにも小石はかたわらに転がってしまって、手に取ることができません。


両親はシルベスターがいなくなり、長い間深い悲しみに包まれていました。
しかしこのまま悲しんでいてはいけない、元気を出そうと、夫婦でピクニックをすることにしました。
その行き先は、偶然にもシルベスターが石になってしまった場所でした…

『Sylvester and the Magic Pebble』おすすめポイント

本作はシルベスターの子どもらしいドジから始まり、絵本の世界らしく突拍子もない展開なんですが、親の立場から読むと何ともリアルでゾッとする物語でもあります。

何をしでかすかわからない子ども、そして両親の悲しみがとてもリアルなのです。
最後は絵本らしい偶然が起こって再会を果たしますが、
それさえも神秘的な、魔法のような親子愛のリアルをあらわしているようで…
…と、とってもわかりにくい説明をしてしまってすみません(^_^;)

現実とかけ離れたファンタジーなのに、同時にリアルなのです。
そんな不思議な、私のイチオシの絵本です。


本作は読み聞かせ時間が15分ほどかかる大作です。
読み聞かせにある程度慣れてきた方にはぜひぜひ読んでほしい名作です。

『Sylvester and the Magic Pebble』読み聞かせレベル(Lexile指数)と対象年齢

リーディングレベル:Lexile指数 AD780L
対象年齢:4〜9歳


Lexile指数についてはこちらの記事で詳しく解説しています

『Sylvester and the Magic Pebble』まとめ

タイトルSylvester and the Magic Pebble
著者William Steig
本の長さ42ページ
リーディングレベルLexile指数 AD780L
対象年齢4〜9歳
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