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テンポよく読めると爽快!繰り返し文がクセになる絵本『One Fine Day』

今回ご紹介するのは、Nonny Hogrogian著『One Fine Day』です。

こちらは1971年のコールデコット賞受賞作品。
(コールデコット賞については以下の記事で詳しく解説しています)


本作はもともとはアルメニアの民話で、ちょっと不思議なお話です。

目次

『One Fine Day』あらすじ

ある晴れた日、喉が渇いたキツネはおばあさんのミルクを飲み干してしまいました。
怒ったおばあさんは、キツネのしっぽをはさみでちょん切り、言いました。
「しっぽを返して欲しければ、私のミルクを返しなさい!」

そこでキツネは、牛にお願いします。どうかミルクをわけてください。ミルクがなければ、おばあさんは私のしっぽを返してくれず、私は仲間のところへ帰れません。
すると牛は言いました。ミルクが欲しければ、私に草をくださいな。

そこでキツネは草原へ行って、お願いします。どうか草をわけてください。草がなければ、私は牛からミルクがもらえず、おばあさんは私のしっぽを返してくれず、私は仲間たちに…


しっぽを返してもらうために奮闘するキツネのちょっと不思議なお話です。

『One Fine Day』おすすめポイント

私がこの絵本が好きな理由は、圧倒的なその読みやすさです。

おばあさんにミルクを返すために牛のところへ、草のところへ、川辺へ、水汲みの女性のもとへ…と、どんどんと長くなっていく理由を説明しながらみんなに助けを乞います。
イメージとしては、『大きなかぶ』のような感じでその理由が反復を伴いながら長くなっていきます。
その長くなっていく理由をひと息で読み上げるところが、この絵本の見せ場でありクセになるポイントです。


多読で大切なのは決して意味を取ろうとしないことです。
ここは多読の基本に従い、英語を英語のまま読んでみてください。
本作はその練習にぴったりの絵本です


Lexile指数はAD930Lと高めですが体感的にはもっともっと易しいので、ある程度英語絵本の読み聞かせに慣れてきた方にはぜひともチャレンジしていただきたい私のいちおし絵本です。
きっと英語の読み聞かせ、そして音読の楽しさに気づけるはずです!

読み聞かせレベル(Lexile指数)と対象年齢

リーディングレベル:Lexile指数 AD930L
対象年齢:5〜8歳

Lexile指数についてはこちらの記事で詳しく解説しています

『One Fine Day』まとめ

タイトルOne Fine Day
著者Nonny Hogrogian
本の長さ32ページ
リーディングレベルLexile指数 AD930L
対象年齢5〜8歳
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