ご紹介するのはDavid Shannon著『No, David!』です。
こちらはCaldecott Honor(コールデコット名誉賞)に選ばれた作品です。
コールデコット賞は、アメリカの児童図書館協会が同国でその年に出版された最も優れた子ども向けの絵本に対しておくられる賞。
受賞した絵本にはこのようにメダルシールが貼られています。
本作はHonor(名誉賞)なので銀色のメダル。
(毎年1冊選ばれるコールデコット賞は金のメダルシールが目印です)
【コールデコット賞についてはこちらの記事で詳しく説明しています】
『No, David!』あらすじ
いたずらが大好きなDavidのお話。
Davidはいつも「No, David!」とママに怒られてばかりです。
静かにしなさい!おもちゃを片づけなさい!食べ物で遊んじゃだめ!
怒られてばかりのDavidはとうとう、泣いてしまいます。
するとママは言いました…
『No, David!』おすすめポイント
こちらの絵本は、ママの語りかけで話が展開していきます。
いたずらっ子のDavidへの言葉はどれも、日常的に我が子へかける言葉ばかり。少なくとも男児ふたりを子育て中の私は、毎日使う言葉ばかりで何度読んでも共感しきりです。
そしてそれもそのはず、本作は著者Davidさんの子どもの頃の実体験をもとに作られた絵本なんだそうですよ。
ラストは心温まる親子の愛で締めくくられるので、子育てで疲れた1日の終わりに読むと「また明日から頑張ろう」って思える、ママのためにあるようなすてきな絵本です。
文章は、母親が子どもに対して使う会話文ばかりなので、これから親子で英語学習を始めようとしているママにもおすすめです。語りかけの参考にもなるかもしれません。
しかも、きれいごとばかりではない本当に使える実用英会話の数々です!笑
文章は少なめで易しいので、初心者にもぴったり。(Lexile指数はBR100で初心者向けです)
それから、我が家の子どもたちはDavidのいたずらにいつも大ウケです。
特に、Davidがおしり丸出しで家を飛び出すシーンではいつも大爆笑。
迫力のあるイラストはみものですよ。
『No, David!』読み聞かせレベルと対象年齢
リーディングレベル:Lexile指数 BR100L
対象年齢:2〜4歳
Lexile指数についてはこちらの記事で詳しく解説しています
『No, David!』まとめ
タイトル | No, David! |
著者 | David Shannon |
本の長さ | 32ページ |
リーディングレベル | Lexile指数 BR100L |
対象年齢 | 2〜4歳 |
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