ご紹介するのはDr. Seuss著『Oh, the Place You’ll Go!』です。
日本語訳のタイトルは『きみの行く道』(訳:いとうひろみ)
彼を知らない、彼の絵本を読んだことのないアメリカ人はいないんじゃないかというほど、誰もが知る絵本作家、それがDr. Seussです。
「現代のマザーグース」とも呼ばれる彼の作品には、独特な韻のリズムがあります。
そのおかげで、読み聞かせるのも聞くのもとっても楽しい1冊です。
奇抜でカラフルなイラストも子どもたちを惹きつけます。
本作は彼が亡くなる前年の86歳のときの作品で、事実上の遺作となっています。
『Oh, the Place You’ll Go!』あらすじ
Congratulations!
引用:Dr. Seuss『Oh, the Places You’ll Go』冒頭
Today is your day.
You’re off to Great Places.
You’re off and away!
(おめでとう!今日という日はきみのものです。素晴らしい場所へと、いざ旅立ちのとき!)
こんな印象的な一節から物語は始まります。
きみのゆく道にはあらゆることが待ち受けている。
でも迷わず、どんどんすすんでいきなさい。
きみは上にのぼっていきます。素晴しい眺めでしょう?
でも、その道は簡単ではないこともあるし、
きみがすすむべきでない道に迷い込むことだってある。
そんなときは、なんとかしてそこから抜け出さないといけませんよ。
そして、もっと明るい場所へとすすみなさい…
『Oh, the Place You’ll Go!』おすすめポイント
Dr. Seussの遺作である本作は大人が読んでも心に沁みる、
人生の教訓がぎゅっとつまった素晴らしい1冊です。
Dr. Seussの絵本の中では私はこの絵本が一番好きです。
内容はもちろんのこと、カラフルでおしゃれなイラストも素敵なので、
これから新しい道への一歩を踏み出すお子さんや新たな門出にのぞむお友達へのプレゼントにもいかがでしょうか?
文章にはもちろんDr. Seussならではのリズムとテンポの良さがあり、どちらかというと長い絵本ですが飽きずにすらすらと読める絵本です。
カラフルなイラストは子どもを飽きさせません。
読み聞かせレベル(Lexile指数)と対象年齢
リーディングレベル:Lexile指数 AD600L
対象年齢:4〜8歳
Lexile指数についてはこちらの記事で詳しく解説しています
『Oh, the Place You’ll Go!』まとめ
タイトル | Oh, the Places You’ll Go! |
著者 | Dr. Seuss |
本の長さ | 56ページ |
リーディングレベル | Lexile指数 AD600L |
対象年齢 | 4〜8歳 |
改訂版の日本語訳をされた伊藤比呂美さんは私の大好きな作家さんのひとりです♪
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