ご紹介するのは、カナダ出身の物理学者、数学者、研究者であり絵本作家でもあるChris Ferrieさんの絵本です。
『There Was a Black Hole That Swallowed the Universe』
Chris Ferrieさんの絵本で有名な作品といえば、Baby UniversityシリーズのQuantum Physics。こちらは量子力学について、ボールを使って小さな子どもにもわかりやすく説明した絵本で、日本語訳もされています。
本作も、物理学者の著者ならではの内容になっています。
『There Was a Black Hole That Swallowed the Universe』あらすじ
There Was a Black Hole That Swallowed the Universe.
宇宙を飲み込んだブラックホールがいました。
そんな一文から始まる、スケールのおおきなおおきなお話です。
ブラックホールが飲み込んだその宇宙にはギャラクシーがあって、そのギャラクシーには…
と、お話はひろいひろい宇宙からミクロの世界へとどんどんすすんでいきます。
細胞、分子、原子…そして最後にたどりついたのは?
『There Was a Black Hole That Swallowed the Universe』おすすめポイント
こちらのお話は、英語の有名なNursery Rhyme(わらべうた)
There Was an Old Lady Who Swallowed a Flyのリズムが使われています。
この歌がモチーフになったお話は欧米では定番のようで、私も何度も何度も別の絵本で出会いました。
このお話のいいところは、繰り返しが多いこと、そして読みやすいリズムであることです。あまり深く考えずともすぐにすらすら読めるようになるはずですよ。
本作の内容は、宇宙からミクロの世界までをこのわらべうたにのせて楽しく追いかけていく内容です。
物理学とか量子論、そういった難しいことは一切出てきませんが、子どもたちの知的好奇心、探究心を刺激する内容はよくできているなと思います。
我が家ではこの絵本を読むと子どもたちに必ず質問攻めにあうので少々困るんですが…(^_^;)
それほど子どもたちにとって刺激的な内容なんだろうなと思います。
もちろん大人にも楽しい内容ですよ!
『There Was a Black Hole That Swallowed the Universe』読み聞かせレベル(Lexile指数)と対象年齢
リーディングレベル:Lexile指数 490L
対象年齢:5〜6歳
Lexile指数についてはこちらの記事で詳しく解説しています
『There Was a Black Hole That Swallowed the Universe』まとめ
タイトル | There Was a Black Hole That Swallowed the Universe |
著者 | Chris Ferrie |
本の長さ | 40ページ |
リーディングレベル | Lexile指数 490L |
対象年齢 | 5〜6歳 |
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