ご紹介するのは、虫が大好きな我が家の子どもたちのお気に入りの絵本『The Very Impatient Caterpillar』です。
子どもたちがとても気に入った様子だったので、我が家は続編『The Little Butterfly That Could』も購入しました。
『The Very Impatient Caterpillar』あらすじ
impatient(せっかち)なあおむしが、さなぎになって蝶になるまでのお話。
ある日のこと、仲間たちが次々とさなぎになるのを見たあおむしは、みよう見真似で自分もさなぎになりました。
しかし、仲間の次のひと言に愕然とします。
「蝶になるまでには2週間かかるよ」
せっかちなあおむしにとって、2週間もの長い間さなぎの中で待つことは耐えられそうにありません。
彼は無事、立派な蝶になれるのでしょうか?
『The Very Impatient Caterpillar』おすすめポイント
この絵本の一番のおすすめポイントは、speech bubbles(ふきだし)による会話形式であることです。
登場する文章は実用的な話し言葉なので、読むだけで英会話の練習になってしまうんです。
ふきだしや文字の大きさ、そして装飾などで抑揚のつけ方が直感的にわかるというのもポイントです。
さらにこの絵本は、虫に関するちょっと専門的な用語も学べます。
さなぎはchrysalis、変態はmetamorphosis、虫や鳥などの定期的な長距離移動のことをmigrate、などなど。
普段あまり使う機会はない、でもネイティブの子どもたちにとっては常識的な単語が学べるのも、絵本のいいところですね。
metamorphosisという単語であっ!と思い出したのは、子どもたちが大好きなPower Rangers(戦隊モノの番組)で、隊員が変身するときのこのセリフ。
「It’s morphin’ time!」
morphには、気づかれないように劇的に変化する、といった意味があるんだそうです!
『The Very Impatient Caterpillar』読み聞かせレベル(Lexile指数)と対象年齢
リーディングレベル:Lexile指数 AD260L
対象年齢:5〜6歳
Lexile指数についてはこちらで詳しく解説しています
『The Very Impatient Caterpillar』まとめ
タイトル | 『The Very Impatient Caterpillar』 |
著者 | Ross Burach |
本の長さ | 32ページ |
リーディングレベル | Lexile指数 AD260L |
対象年齢 | 5〜6歳 |
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