本日ご紹介するのはRoss Burach著「The Little Butterfly That Could」です。
こちらは本ブログでもご紹介したことがあるThe Very Impatient Caterpillarの続編です。
『The Little Butterfly That Could』あらすじ
前作は、せっかちなあおむしがなんとか長いさなぎ期間を耐えて、蝶になるまでのお話でした。
本作は、その後のお話。
やっとの思いで蝶にかえったせっかちな元あおむしの彼。
すると休む間もなく、仲間たちは今度はいそいそとmigrate(渡り)を始めたではありませんか…!!
せっかちな彼も仕方なくついて行きますが、途中で仲間たちを見失ってしまいます。
無事、彼は仲間のもとへとたどり着くことができるのでしょうか???
『The Little Butterfly That Could』おすすめポイント
前作ではさなぎや変態などの専門用語が登場しましたが、
本作では蝶がmigrate(渡り)、hibernate(冬眠)をする場面があって、またまた単語の勉強になりました。
…と同時に、蝶が渡り鳥のように大移動?冬眠???っていう疑問が浮かんできました。
絵本ではあまりにも当たり前に、自然に描かれすぎて一瞬スルーしかけましたが…(^_^;)
調べてみると、アメリカではオオカバマダラという蝶が渡り鳥のように渡りをする蝶として有名だということがわかりました。この蝶は、毎年北アメリカから一斉に南下して、メキシコ付近の森林地帯で越冬。暖かくなると、再び一斉に北上するんだそうです。知りませんでした。
本作の絵本の蝶もこのオオカバマダラなのでしょう。
こうやって比べてみると、特徴を掴んでいるような、そうでもないような。
…と、日本ではあまり馴染みのない渡りをする蝶オオカバマダラの生態も知ることができて、
学びの多い絵本になっています。
また、文章はふきだしによる会話形式です。
実用的な話し言葉が満載なので、英会話の練習にもなっておすすめです。
初心者の方には特にふきだしの絵本はおすすめ!
我が家はふきだし絵本を語りかけの代わりに利用しています。
読み聞かせレベル(Lexile指数)と対象年齢
リーディングレベル:Lexile指数 AD360L
対象年齢:4〜8歳
Lexile指数についてはこちらの記事で詳しく解説しています
『The Little Butterfly That Could』まとめ
タイトル | The Little Butterfly That Could |
著者 | Ross Burach |
本の長さ | 40ページ |
リーディングレベル | Lexile指数 AD360L |
対象年齢 | 4〜8歳 |
続編はこちらです↓
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