学習指導要領が見直され、2020年から本格的に小学校での英語教育が始まりましたね。
いつから英語を始めるべき?
家ではどんなサポートができる?
親の関わり方は??
そんな疑問をお持ちの中、
おうち英語
という言葉を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
本記事では、アメリカで子育てをする私がおすすめする
失敗しないおうち英語のやり方についてご紹介したいと思います。
でも、アメリカに住んでいるならおうち英語なんて必要なかったんじゃない??
そう思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
アメリカに住んでいても、私も夫も純日本人の我が家では子どもが小さいうちから夫婦一丸となって英語をサポートしていました。
特にコロナ禍の1年半ほどは子どもたちの小学校やプリスクールが休校になっていたので
よりおうちでの英語教育に本気で取り組んだ期間でもありました。
- 親は英語ができなくてもOK
- お金をかけなくてもできる
- 親子で楽しめる
- 無理なく長続きする
本記事ではそんなおうち英語のやり方についてご紹介しようと思います。
そもそも「おうち英語」って何?
「おうち英語」
とはその名のとおり、家庭内での英語教育のことです。
英語といえば、ちょっと前まではスポーツや楽器のように、教室へ通って身につける習い事のひとつという考えが一般的でしたが、最近では家での幼児教育の一環として英語に取り組む家庭が多くなってきました。
とはいえ、私たち親世代で子どもの頃にそんな「おうち英語」を経験してきた人って少ないですよね。
そして、学校での英語教育といえば読む・書くことが中心だったので、小さい子どもの英語教育ってどうやってやるものなの??と正直よくわからない人が大半なんじゃないかなと思います。
私も当初は英語が全然できず、どうやって子どもたちの英語をサポートしたらいいのか?と毎日試行錯誤の日々でした。
でもすぐに大切なあることに気づき、そこからは自信を持っておうち英語ができるようになりました。
親が英語ができなくても大丈夫なんですよ。
大切なのは、おうち英語の目的をしっかり把握することでした。
おうち英語は最初から「英語ペラペラ」を目指すと失敗する
みなさんは、子どもの早期英語教育と聞いてどんなことを考えますか?
「子どもは耳がいいからすぐに英語を身につけられる」
「あっという間に発音のいい英語をペラペラ話せるようになる」
これはある意味正しいかもしれませんが、同時に間違いでもあります。
確かに、子どもは驚くべき習得能力を持っています。
でも、いくら子どもでも英語が魔法のように身につくかといえばそんなことはありません。
ましてや、英語学習を始めたばかりであっという間に「英語ペラペラ」ということはないと断言できます。
私が何より言いたいのは
おうち英語では「英語ペラペラ=アウトプット」を最初から目指さないこと。
まずは、とにかくたくさんの量のインプットに注力すべきということです。
我が家の長男の場合をご紹介します。
長男は2歳半からアメリカ現地のプリスクールに通い始めました。学校内はもちろん完全な英語環境で、日本語を話せる先生や友達もいませんでした。
そんな環境にいればきっとすぐに英語が話せるようになると安心しきっていた私でしたが、当の本人は一向に英語を話そうとはしませんでした。
焦った私は、少しでも長男をサポートできればとおうち英語を開始しました。
それから1年半が経ってやっと、長男はせきを切ったように英語を話し始めました。
この経験から感じたのは、子どもとはいえ実際にアウトプットができるようになるまでには相当な量のインプットが必要だということです。
母国語の日本語にしたって、溜め込んだものがある日突然爆発したかのように子どもって話しだしますよね。
その日のために、親は絵本を読み聞かせたり語りかけたりしてたくさんの言葉のシャワーを浴びせますよね。英語にもそれが必要だということです。
英語習得までにはある程度時間がかかりますが、ある日急に芽が出る日がおとずれます。
それまではのんびり気ままに、ひたすら継続することが大切です。
- 最初からアウトプット(英語ペラペラ)を目指さない、期待しない
- たくさんの量のインプットをすることこそがおうち英語の目的
- インプット量を意識しながら、のんびり毎日継続する
おうち英語を成功させるために必要な時間は?
英語習得までの学習時間「2200時間説」は正しい?
実際にどのくらいの時間勉強すれば英語が習得できるのか?
これには諸説あり、1000時間、2700時間とする説、はたまた5000時間とする説など様々ありますが、ここではアメリカの調査に基づく2200時間説についてちょっと詳しく解説します。
アメリカの外交をつかさどる国務省にはFSI(Foreign Service Institute)という外務職員のための語学研修機関があります。このFSIが、英語を母国語とする人が第二外国語として各言語を学ぶ場合の習得難易度と習得までにかかる時間を調査し、発表しています。
それによると、アメリカ人の外務職員が日本語を習得する場合(日常会話ができる程度になるまで)の難易度は最高難度であるレベル4、そして習得までにかかる時間はおよそ2200時間とされています。
(参考:https://www.state.gov/foreign-language-training/)
ここでなぜ正反対であるアメリカ人の日本語習得について取り上げたかというと、言語習得には母国語との「言語間距離」が大きく影響するからです。
英語と日本語はそもそも言語間距離が遠く、日本人が英語を習得する場合も同様に2200時間ほどの期間がかかるというのが、2200時間説の根拠となっています。
さて、ところで我が家の長男は
アメリカのプリスクールに通い始めて1年半かかってやっと英語を話し始めました。
それまでは、学校では何ひとつしゃべらない「サイレント君」の状態が続きました。
ここで、ざっと長男が1年半で英語に触れた時間を計算してみました。
(かなり大まかな計算なのでご了承ください)
長男は1年半のうちに
学校で約1750時間、おうち英語で約540時間、合計約2290時間
英語に触れた計算になりました。
(あくまで概算です)
これだけ触れてやっと、英語を話すという段階にたどり着きました。
2200時間説が正しいかどうかはさておき
両親ともに純日本人の我が家は1年半かけて、2200時間を超える膨大な英語時間を与えてやっと子どもは英語を話し始めたのです。
どうですか?想像よりも長くかかると思いませんか??
おうち英語では、すぐに英語ペラペラなんていう目先の効果は期待しないほうがいいです。
挫折や失敗のもとになりかねません。
それよりも、コツコツ毎日続けることでたくさんのインプット量を与えることに集中するほうがいいです。
親ができるのは、その時間と量を毎日継続して提供することです。
おうち英語に必要な時間は1200時間?
日本の小中高の英語の授業に費やされる時間は、およそ1000時間とされています。
とすると、2200時間説から逆算すると英語習得に必要な残りの時間は1200時間となります。
1日3時間あまりを休みなく毎日続ければ1年で達成することも不可能ではありません。ですが、現実的に考えてそれはなかなか難しいですよね。
ではもし、1日1時間を毎日続けた場合は?
3年3ヶ月で達成できます
1日30分なら??
6年半で達成できます
3年も6年もかかるの!?!?と思われるかもしれませんが、ほかの習い事などを想像してみてください。
楽器にしろスポーツにしろ、ある程度のレベルに達するまでには同じくらい長い時間がかかりますよね?
それに1日30分〜1時間ならそこまで不可能でもないと思いませんか?
しかもほかの習い事のように大変な練習も特に必要ないんですよ。
おうち英語って具体的に何するの?
【読み聞かせ+英語アニメ】を毎日1時間
我が家の場合は
毎日約30分の英語の絵本の読み聞かせと、30分の英語アニメ鑑賞を日課にしていました。
あくまでインプットが主目的なので、親は特に頑張る必要はありません。
ただ気をつけていたのは、子どもたちの好みやレベルに合わせた絵本やアニメを探して、用意してあげることです。
子どもが興味のあるものじゃないと、英語の時間が苦痛なものになってしまいますよね。そうならないように、常に新しい絵本を手に入れたり、楽しくてかつ学びがあるようなアニメや番組を探してみせるようにしていました。
絵本の読み聞かせは一見大変そうですが、慣れれば楽しいです。
(私の場合は、続けるうちにこれは自分の英語学習としてすごい効果があると確信して、それがモチベーションになったというのもあります。親子で英語を習得したい方には特におすすめです)
読み聞かせはちょっと…という方でも、オーディオブックなど今は便利なものがたくさんありますし、いろんなものを利用して無理なく始めてみるのはどうかな?と思います。
子どもが英語の絵本に触れて育つと何がいいかというと、その後の英語での読書習慣が期待できることです。
我が家の子どもたちは毎日英語の絵本に触れていたおかげで、今では大の読書好き。
そのおかげで、今では自分から英語での読書をするようになりました。
こうなるともう、あとは勝手に「セルフおうち英語」をしてくれる状態ですよね。
子どもたちの今一番のお気に入りはPress Start!です。
読書といってもこちらは全編カラーの漫画風チャプターブックなんですが、楽しく英語に触れられるという点では漫画はおすすめです。
【フォニックス】はおうち英語で必須
我が家はアメリカ在住。
長男は現地のプリスクールで学んできていたので家では特に何もやりませんでしたが、
次男はコロナ禍にプリスクールがなんと1年半もの間、休校となってしまいました…
なので学校に通っていれば学んできたであろう「フォニックス」だけは、しっかりとおうち英語の中でたたき込むことにしました。
フォニックスは子どもが英語を学習する上でとてもとても大切な知識なので、おうち英語では必ず取り入れるようにしてください。
英語の「発音」と「アルファベット」を結びつけるルールのこと。
日本の50音のように発音とひらがなが一致しない英語では、それぞれのアルファベットの実際の発音を覚えるために、幼児期からこのフォニックスを学びます。
ネイティブの子どもたちは、小学校に入学する前からフォニックスを学ぶことで単語を読む力をつけていきます。これが身に付かなければ、発音と文字が一致しない英語を読むことができません。
フォニックスは将来自分で英語を読んだり書いたりするための土台になるものなので、おうち英語では必ずフォニックスを学んだほうがいいです。
フォニックスに関するDVDは特に重宝しました。
時間はそんなに長くみせる必要はありません。
アメリカのプリスクールでは、毎日サークルタイムと呼ばれる「朝の会」のような時間があって、そこで必ずフォニックスの暗唱をしていました。
あいうえおや九九のように毎日繰り返し暗唱することで、ネイティブの子たちはフォニックスをおぼえていきます。
我が家もこれにならって、毎日一緒に暗唱していました。
(大人も発音の練習になって一石二鳥でしたよ♪)
Leap Frogのフォニックス教材は日本でも大人気です
慣れてきたらフォニックスが学べるおもちゃやゲームを使って学ぶのがおすすめです。
我が家はおもちゃを車内に常備して、移動中に遊ばせていました。
ABCmouseというオンライン教材は長男が現地の小学校の授業で使っていて楽しそうだったので、次男にも入会させてタブレットで遊ばせていました。
いろんなゲームを通して総合的に英語が身につくシステムです。(もちろんフォニックスに関するゲームもありますし、デジタル絵本があったのも我が家には嬉しいポイントでした)
我が家がおうち英語でやらなかったこと
おうち英語といえば、ほかにもいろんなやり方を取り入れているご家庭がありますが、我が家はあえてやらなかったことがふたつあります。
やらなかったこと①【英語のかけ流し】
英語のかけ流しは、おうち英語でもよく取り入れられている方法のひとつかもしれませんが、我が家ではやりませんでした。
理由は、その効果に懐疑的だったからです。(※あくまで私個人の考えです)
小さな音で、あくまでBGMとして英語をかけ流すことで幼児期に英語耳を育てる、というのが英語のかけ流しの目的だと思いますが、それって実際どんなタイミングでやるのか、いまいちピンときませんでした。
車の移動中やお風呂に入るときなど、いろんなアイディアがあるようでしたが、やはりピンとこず…。
そしてこれはあくまで私個人の考えですが、例えば1時間のかけ流しをするのと10分集中して絵本やアニメをみるのとではどちらが効果があるのかといえば、私は後者な気がするのです。(※私個人の考えです)
実際のところはわかりませんが、我が家では1時間のおうち英語時間を設けていたので、それでじゅうぶんかなと思ってかけ流しはしませんでした。
やらなかったこと②【語りかけ】
英語の語りかけというのも、我が家ではやりませんでした。
私の英語力不足でできなかった、といってもいいかもしれません(笑)
英語が堪能な方にとってはおうち英語としてベストな方法だとは思いますが、私のようにあまり英語に自信のない人が簡単な英語を使って語りかけをしたとしても、残念ながらあまり効果はないだろうと思います。
英語が苦手という方は、語りかけをするよりも英語の絵本を読み聞かせたほうがずっといいんじゃないかなと思います。
というのも、英語の絵本にはspeech bubbles(吹き出し)が多用された絵本がよくあるんですが、これが語りかけの代わりにぴったりなんです。
自分ではぱっと使いこなせないようなちょっと複雑な疑問文なんかも出てきますし、お話によってはそれに対する呼応が吹き出しで出てきたりするので、絵本の中で擬似会話ができてしまうんですね。
我が家の子どもたちはMo Willemsさんの絵本が特にお気に入り。
語りかけの代わりに特におすすめです。
おうち英語のメリット・デメリット
ここまで、「おうち英語」のやり方、そして気をつけることなどをご紹介してきました。
ご家庭の生活スタイルにぴったりはまる方法を見つけて、そして継続さえできれば「おうち英語」はいいことづくしだと思います。
しかし、メリットだけではなくデメリットも存在します。
おうち英語のメリット
おうち英語のメリットはたくさんありますが
- お金がかからない
- 気軽にはじめられる
- 親は英語ができなくてもOK
- やり方次第で親も一緒に英語が学べる
- やり方次第で無理なく長続きする
こんなことがおうち英語のメリットなんじゃないかなと思います。
その中でも大きなメリットは、お金がかからず気軽に始められることです。
英会話教室に通ったり、高額な英語教材を購入しなくてもコツさえつかめば独学は可能です。
おうち英語はあくまで膨大なインプットをすることが目的なので、
子どもの興味がありそうな絵本やアニメさえ見つけたら、あとはそれを継続するだけです。
親は特に介入しなくても問題ありませんが、一緒に英語学習する気持ちで取り組むとさらに楽しめますし、どんなコンテンツを用意すれば子どもが楽しめるかがよりよくわかってきます。
とはいっても、初めから無理をしすぎるのも禁物です。
英語学習はすぐに目に見える効果が出るものではありませんので、気長に構えて、無理なくコツコツ続けたほうが成功につながります。
おうち英語のデメリット
いいことづくしの「おうち英語」ですが、デメリットもあります。
- 継続が難しい
- モチベーションが保ちづらい
- 子どもがどのレベルにいるのかがわかりづらい
- アウトプットの機会がない
やっぱり何より、継続の難しさです。
「おうち英語」お金もかからず気軽に始められるからこそ、やめるのも簡単。
ほんの短い時間でも、毎日コツコツ続けるのって案外難しいですよね。
「おうち英語」って、ある意味孤独です。
仲間と成長を確認し合うこともなく、長い長い道をただただ突き進んでいかなければいけません。
慣れてしまえば全然大したことではないんですけどね。
寂しくなる気持ちも、不安になる気持ちもわからなくはありません。
そしてもうひとつ
「アウトプットの機会がない」というのは一番のデメリットと言えるかもしれません。
「おうち英語」で目指すべきはとにかく膨大なインプットであるのは間違いありません。
ですが、そのうちのほんのちょっと、数パーセントの時間はアウトプットに充てたほうがいいだろうなというのも本音です。
おうち英語のデメリットをカバーするには?
ディズニー英語システム(DWE)はおうち英語のデメリットをすべてカバー!
そんなおうち英語のデメリットを考えると、巷で人気のディズニー英語システム(DWE)などはよくできたシステムなんだろうなと思います。
(高額なお値段には驚いてしまいますが…)
ちなみにディズニー英語システムは、2000時間のインプットを目標に、0歳から毎日1時間を続けて6歳でそれを達成しましょうというのが理想の最短ルートとされているようです。
(2200時間説とほぼ同じですね)
毎日歌やカードや絵本、ときには楽しいアクティビティをしたりしながら英語に触れるシステムになっていて、コースによってはオンラインイベントや宿泊イベントなどのアウトプットの場もあるそうです。
もう、至れり尽くせりですよね。
CAPシステムなる、卒業までの過程をバックアップするシステムまであるようで、もうおうち英語のデメリットすべてをカバーするような充実の内容になっています。
- アウトプットの機会が用意されている
- バックアップ体制が整っているおかげでモチベーションを保って継続できる
- 卒業というゴールがあり、子どもが今どのレベルにいるのかを把握しやすい
お金さえ許せば、そして親子でディズニー好きならこれ以上最強のおうち英語サポートはないような気もします。
実際、親子で大のディズニーファンという私の友人はふたりの娘さんのおうち英語にDWEを利用していますが
(きょうだいで利用できるシステムもちゃんと整っているところがまた素晴らしいです)、大好きなキャラクターの教材というのはかなり大きな要素のようです。
たしかに、我が家の息子たちもうんこドリルなら喜んでやってくれるからよくわかります…。好きなキャラクターって、大事ですね。笑
とはいえ、やはりなかなかの高額教材です。
実際利用するかどうかはさておき、どんなカリキュラムでどんな教材が使われているかを知るだけでも、おうち英語をする上で参考になるんじゃないかなと思います。
無料サンプルはかなり豪華な内容なので、お試しする価値はあります♪
お手軽なオンライン英会話レッスンで定期的にインプットの機会を
さすがにそこまでお金はかけられない…という方も、
定期的にオンライン英会話レッスンなどをうまく利用して、アウトプットの場をつくってあげるのはどうかなと思います。
ときどき予定があると、モチベーションの維持にもなりますよね。
月額1980円で月4回のオンラインレッスンはお値段も頻度もおうち英語に無理なく取り入れられそうですね。
無料体験もあります。
オンラインレッスンは教室に通う手間も省けるので、忙しい親子にもぴったり。
ちなみに私たち親子は英会話、ピアノ、そろばん、ダンスのオンラインレッスン経験があります。(続けて1年以上になるものもあります)
便利な時代になったものですね〜(オバサン発言ですみません)
【まとめ】「おうち英語」とその5年後
本記事では、昨今の英語教育への意識の高まりから注目されている
「おうち英語」
について、アメリカ在住だけど英語が苦手だった私が試行錯誤しながら子どもの英語をサポートした経験をもとに
- おうち英語を失敗しないための心得
- おうち英語に必要な時間
- 具体的なおうち英語のやり方
- おうち英語のメリット・デメリット
- おうち英語のデメリットをカバーする方法
について詳しくご紹介しました。
我が家のおうち英語はまだ終わったわけではありませんが、
始めた当初(5年前)には想像もできなかった子どもたちの成長を今、目の当たりにしています。
2歳だった長男がプリスクールに入園して、英語を話し始めるまでの1年半は正直「これでいいのかな?」と迷いながら、ひたすら毎日読み聞かせと英語のアニメをみせる日々でした。
1年半後に英語を話し始めてやっと、それまでのインプットの積み重ねに意味があったのだとわかりました。
その後、子どもたちはコロナ禍で1年半もの間、現地の学校が休校になり通うことができなくなってしまいました。
このまま英語を維持できるのか?そして伸ばすことはできるのか?と親として不安もありましたが、これまでやってきたインプット中心の「おうち英語」を続けたことで子どもたちは問題なく学校生活に復帰できました。
我が家のおうち英語で何より力を入れている「英語絵本の読み聞かせ」のおかげか、長男はリーディングの成績が引き続きクラスでトップ。(1年生からは成績優秀者のためのギフテッドクラスに在籍しています)
キンダー(幼稚園/小学校0年生)の次男は、おうち英語で身につけたフォニックスのおかげで英語の文章がいつの間にか読めるようになっていました。
ついでに私本人のことも記録すると、
我が家は母親である私もおうち英語で一緒に英語学習に取り組んでいました。
おうち英語をはじめてから5年間、ほぼ毎日英語の絵本を読み聞かせました。
ざっと、この5年間の成果を計算してみるとこうなりました。
絵本の冊数:3(冊)×1825(日)=5475冊
読み聞かせ総時間:0.5(時間)×1825(日)=912.5時間
英検3級(中学校卒業程度)、英語が苦手だった私は、5年間で5475冊、900時間以上の時間を英語の音読に費やしました。
結果、今では日常生活に困らない程度の英語を身につけ、英検準1級まで取得してしまいました。
もし皆さんもおうち英語の一環として5年間毎日30分の読み聞かせをすると、900時間あまりを英語学習に費やすことになります。
お子さんと日々の積み重ねをともに実感できる機会にもなるので、気になる方はぜひ絵本の読み聞かせにチャレンジしてみてくださいね。楽しいですよ!
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