今回ご紹介するのは『Do Not Lick This Book』(Idan Ben-Barak著、Julian Frost著・イラスト)です。
こちらは、絵本に触れながら楽しめる参加型の絵本です。
『まるまるまるのほん』のように、子どもみずからイラストに触れて、そしてストーリーをすすめていきます。
我が家の子どもたちはこういった参加型の絵本が大好き。きっとこの絵本も気に入るだろうなと思って購入しましたが、大正解でした。特に5歳の次男のお気に入り絵本になりました。
『Do Not Lick This Book』あらすじ
まずはじめに登場するのはMinという名前のmicrobe(細菌/ばい菌)です。
Minはいたるところに住んでいます。
空気中、腸の中、南極、サンタの鼻の中…
そしてこの絵本の中にも。
さあ、この絵本に描いてあるマルの中をさわって、Minを拾い上げてみてください。
(マルの中を指でさわると…)
今、Minはあなたの指の上にいます。
「私をあなたの歯の上に連れて行って!」
オッケー。それじゃ、その指で今度は歯をさわってみましょう…
『Do Not Lick This Book』おすすめポイント
この絵本がおもしろいのは、新感覚の参加型絵本であるところです。
仕掛け絵本のように何かが動くわけでも音がするわけでもありませんが、目に見えないミクロの世界のばい菌を指の上に想像しながらストーリーを楽しむことができる楽しい絵本です。
絵本に住んでいたばい菌のMinは、口の中、服の上、そしておへその中を旅して、最後は旅先で出会った仲間を引き連れてまた絵本の上へと戻ります。
数あるばい菌の絵本にあるような「きちんと手を洗いましょう」などの教訓ではなくて、代わりに「子どもたちよ、そんなに歯を磨かないでおくれ」「僕たちは石鹸が大嫌い」なんていう、ばい菌目線のメッセージで衛生について考えさせるところがまた遊び心があって面白いですよ。
巻末にはちょっと詳しい細菌の種類の説明も載っていて、大人も勉強になる絵本でした。
仕掛け絵本が好きなお子さんにおすすめ♪
読み聞かせレベル(Lexile指数)と対象年齢
リーディングレベル:Lexile指数 AD480L
対象年齢:5〜7歳
Lexile指数についてはこちらの記事で詳しく解説しています
『Do Not Lick This Book』まとめ
タイトル | Do Not Lick This Book |
著者 | Idan Ben-Barak、Julian Frost |
本の長さ | 32ページ |
リーディングレベル | Lexile指数 AD480L |
対象年齢 | 4〜8歳 |
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