今回ご紹介するのはAudrey Penn著『The Kissing Hand』です。
こちらの絵本は、アメリカの小学校で必ずと言っていいほど読まれる絵本です。
先日、5歳の次男がキンダーガーテン(小学校付属の幼稚園で、小学0年生にあたります)に入学したのですが、登校初日に担任の先生がこの絵本を読んでくれました。
絵本に出てくる、あるとっておきのおまじないを子どもたちにかけて、親たちは教室をあとにしました。
親子の愛のお話です。
『The Kissing Hand』あらすじ
ママのことが大好きなアライグマのチェスターは、初めての学校に不安でいっぱいでした。
ママと離れたくなくて、学校に行きたくないと駄々をこねました。
そこでママは「the kissing hand」という秘密のおまじないをチェスターに教えます。
ママはチェスターの手のひらにキスをして、こう言いました。
「もし寂しくなったり家が恋しくなったりしたら、手のひらをほっぺたに当てて、そして考えてごらん。ママはあなたが好き、ママはあなたが好き」
そしてこう付け加えました。
「手をひらいても、それから手を洗ってもママのキスはくっついたままだから心配しないでね」
夜になって、いよいよチェスターが学校へ行く時間になりました。
(そう、アライグマは夜行性)
チェスターは急に、ママにこう言いました。
「ねえ、ママの手のひらを出して」
『The Kissing Hand』おすすめポイント
本作は、これから幼稚園や小学校へ入学するお子さんにぴったりの絵本。
次男の担任の先生は小さなハートのシールを用意してくれていて、それを親がキスと一緒に手のひらに貼ってあげるっていうちょっとしたアクティビティを用意していました。
「Mommy loves you!」
「Daddy loves you!」
親たちはしっかりと我が子におまじないをかけて、教室をあとにしました。
親も子も、これで安心です!
『The Kissing Hand』読み聞かせレベル(Lexile指数)と対象年齢
リーディングレベル:Lexile指数 AD540L
対象年齢:3〜7歳
Lexile指数についてはこちらの記事で詳しく解説しています
『The Kissing Hand』まとめ
タイトル | 『The Kissing Hand』 |
著者 | Audrey Penn |
本の長さ | 32ページ |
リーディングレベル | Lexile指数 AD540L |
対象年齢 | 3〜7歳 |
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