先日、子どもたちがピアノの連弾でプロコフィエフの『Peter and the Wolf』を弾きました。
こちらは、もともとは子どものために作曲された交響的物語というジャンルの音楽作品で、オーケストラの演奏とともにナレーターがストーリーを語るという面白い構成になっています。
絵本にもなっていて、こちらは子どもたちのお気に入りの1冊。
音楽好きのご家庭にとってもおすすめの絵本です。
『Peter and the Wolf』あらすじ
ある日、ピーター少年は住んでいるおじいさんの家から抜け出して牧場へと駆け出しますが、
そのときに庭の戸を閉め忘れてしまいました。
飼っていたアヒルは庭を抜け出して外の池で泳ぎ始めます。
そこに小鳥がやってきて、アヒルとケンカを始めました。
すると、今度はそっと猫が忍び寄って鳥たちを捕まえようとしますが、ピーターがそれを阻止。
小鳥は木の上に、アヒルは池の真ん中に逃げます。
そこへおじいさんがやってきてピーターを叱ります。
「狼がきたらどうするんだい?」
ピーターはそんなの怖くなんかないさと言いますが、おじいさんはピーターを家に連れ戻して庭の戸を閉めてしまいます。
しばらくすると、森から狼があらわれました。
猫はなんとか木に登って難を逃れますが、アヒルは狼に飲み込まれてしまいました。
それを庭から見ていたピーターは、ある作戦を考えました…
『Peter and the Wolf』おすすめポイント
もともとの交響的物語は、演奏やナレーターにもよりますが大体30分弱となっていて、子どもにも丁度いいボリュームになっています。
オーケストラの各楽器がそれぞれの動物を表現していて、音楽としても面白い内容です。
音楽の助けも借りて、ナレーションもわかりやすいんじゃないかなと思います。
こちらの動画はそれにアニメーションを加えたもので、さらにわかりやすくなっています。
長男は音楽の時間にこのアニメーションを観たそうで、とても気に入って家でも何度も観ていましたよ。
この『Peter and the Wolf』(日本語訳は『ピーターと狼』)、
アメリカではデヴィット・ボウイがナレーションを務めたこともあります。
日本では、西田敏行さんや明石家さんまさんがナレーションをしたこともあるんだとか。
そしてあの小澤征爾さんが指揮を務めたこともあるそうですよ。
日本でもポピュラーな曲なので、みなさんも一度は耳にしたことがあるかもしれません。
ぜひ、新感覚の交響的物語というジャンルを英語で味わってみてください♪
音楽好きの方に特にオススメです。
子どもたちが使った連弾曲の楽譜はこちらです。(5歳と7歳にはちょっと難しかったです、小学校中学年〜高学年には丁度いいかもしれません)
これは日本語訳のものなんですが、子どもたちは曲の合間のナレーションも楽しそうに分担して読んでいましたよ♪
こちらは易しいピアノ曲です
『Peter and the Wolf』読み聞かせレベル(Lexile指数)と対象年齢
リーディングレベル:Lexile指数 AD850L
対象年齢:4〜8歳
Lexile指数についてはこちらの記事で詳しく解説しています
『Peter and the Wolf』まとめ
タイトル | 『Peter and the Wolf』 |
著者 | Sergei Sergeevich Prokofiev |
本の長さ | 32ページ |
リーディングレベル | Lexile指数 AD850L |
対象年齢 | 4〜8歳 |
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