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【※必読】英語の絵本選びで絶対に知っておきたいLexile指数とは?

みなさんは、英語の絵本を選ぶときに普段どうやって選んでいますか?

日本語の絵本と違って、英語の絵本選びでは文章のレベルがきちんと自分や子どもの英語レベルに合っているかどうか?っていうのが特に重要ですよね。

でもそれを見極めるのって、けっこう難しい…
というか、そもそも自分の英語のレベルが分からないから選べない…


きっとそういう方も多いんじゃないかと思います。

eiko

私も以前はそうでした…


でも、英語の書籍が細かくレベル分けされているというのを知ってからは、英語の絵本選びに困らなくなりました。


レベル分けにはいくつかあるんですが、本記事ではその中でも絵本選びのときに特に便利だと個人的に思う

Lexile Measure(Lexile指数/レクサイル指数)


について詳しくご紹介したいと思います。


これを読めば、あなたももう絵本選びで悩まなくなるはずです!

この記事はこんな人におすすめ
  • 英語の絵本に興味があるけど、どうやって選べばいいかわからない
  • 英語学習に多読をしてみたいけど、自分に合うレベルの本がわからない
  • Lexile指数(レクサイル指数)について詳しく知りたい
目次

Lexile Measure(Lexile指数/レクサイル指数)とは

Lexile Measure(レクサイル指数)とは、アメリカのMetaMetrics社が開発した英語の「読解力」および「文章の難易度」を示す指標のことで、世界165カ国以上で活用されています。
アメリカでは、学校で定期的に実施される学力テストでもLexile指数が測定されます。


本にはそれぞれ、単語数や文章の難易度などに基づいてLexile指数がふられ、自分に合った本選びができるシステムになっています。


指数は「5刻みの数字+アルファベットのL」で表示され、0Lから2000Lまでのレベルがあります。
また、幼児向け絵本のような0L以下のレベルには先頭にBR(Beginning Readerの意)をつけて表示され、BR300が最も低いレベルとなっています。


ここまでをまとめると

  • Lexile Measure(レクサイル指数)は英語の「読解力」および「文章の難易度」を示す指標
  • 指数は「5刻みの数字+アルファベットのL」で表示される
  • レベルは0Lから2000Lまで。数値が大きくなるほどレベルが高くなる
  • 0L以下の幼児向け絵本には先頭にBRがつけられ、数値が大きいほどレベルが低くなる(BR300Lが最低レベル)

ということになります。

Lexile Measure(レクサイル指数)チャート

以下のチャートは、それぞれの学年の終わりに測定されたLexile指数が示されています。日本の学年に対応するように、EOY(end of the year/学年切り替え時期)をSpring(春)にして表示しています。

出典:https://hub.lexile.com/lexile-grade-level-charts

Kは日本の幼稚園年長、小学生は1〜6、中学生は7〜9、高校生は10〜12に対応しています。
50th、90thというのは、その学年全体の50パーセンタイル、90パーセンタイルのことです。

かんたんに説明すると、例えば
3年生全体で、100人中下から50番目のレベルの子は学年の終わりには645L、90番目のレベルの子は985LのLexile指数ということになります。

自分のLexile指数を知る4つの方法

ここからは、自分のLexile指数の調べ方を具体的に4つ、ご紹介します。

TOEFLからLexile指数を調べる

もしあなたがTOEFLを受験したことがあれば、Lexile指数が測定されているはずなのでスコアを確認してみてください。

TOEICからLexile指数を調べる

以前はTOEICの公式サイトで、リーディングのスコアからLexile指数が算出できたようですが、現在はそのサービスは終了しているようです。

Amazonの難易度別リーディングガイドにTOEICのリーディングスコアと対応するLexile指数が示されていたのでご紹介しておきます。(※MetaMatrics社の公式なものではありませんので、あくまで参考程度にご覧ください)

60-95 (410L-620L)
100-145 (480L-745L)
150-195 (610L-835L)
200-245 (690L-915L)
250-295 (775L-995L)
300-345 (855L-1075L)
350-395 (935L-1175L)
400-445 (1040L-1325L)
450-495 (1180L-1450L)

出典:Amazon.co.jp


>>Amazon.co.jpの難易度別リーディングガイド

英検からLexile指数を調べる

出典:https://www.eiken.or.jp/association/info/2016/1227_01.html

日本英語検定協会は、2016年にMetaMatrics社によって2013〜2014年に実施された英検リーディング問題のLexile指数が正式に算出されたことを発表しています。(出典:英検・TEAPに関する読解度指標であるLexile指標を用いた検証

これはあくまで、その年のリーディング問題自体のLexile指数ですが、もしあなたが英検級の保持者なら自分のLexile指数がどれくらいなのかを把握するのに参考になると思います。
(例えば、英検凖2級保持者なら750Lくらいのレベルかな、など)

サンプル英文を読むだけ!Lexile指数を知る方法

TOEFL、TOEIC、英検…どれも最近受けてないから参考にならない…


そんな方でも大丈夫ですよ!!!
ここからは、サンプル英文を読むだけで大体の自分のLexile指数がわかる方法をご紹介します。



さて早速ですが、Amazon.co.jpでは洋書の検索機能のひとつとしてLexile指数を導入しています。
そこに、それぞれのレベルのサンプル英文があるんです。

>>AmazonのLexile指数別サンプルテキスト

こちらでサンプルテキストを読んでみると、おおよその自分のLexile指数が把握できる仕組みになっています。
ここには200Lから1600Lまで100刻みごとのサンプル英文があるので、まずは実際にどのくらいのレベルならすらすら読めるかを確認してみます。



ちなみに私は英検準1級を持っているので、前述の英検とLexile指数の対比表からすると1000L〜1200Lの英文が読めるはずだったので、試しに1200Lを読んでみました。

以下が1200Lのサンプル文です。

We sing the freedom songs today for the same reason the slaves sang them, because we too are in bondage and the songs add hope to our determination that “We shall overcome, Black and white together, We shall overcome someday.” I have stood in a meeting with hundreds of youngsters and joined in while they sang “Ain’t Gonna Let Nobody Turn Me ‘Round.” It is not just a song; it is a resolve. A few minutes later, I have seen those same youngsters refuse to turn around from the onrush of a police We sing the freedom songs today for the same reason the slaves sang them, because we too are in bondage and the songs add hope to our determination that “We shall overcome, Black and white together, We shall overcome someday.”

引用元:Why We Can’t Wait

こちらはキング牧師の著書でした。
実際に読んでみると問題なくすらすら読める程度でしたが、1単語、黄色でマークしたonrushの意味はわからなかったので推測して読みました。

気になって、腕試しのつもりで1600Lのサンプル文も読んでみたところ、こちらはシロクマの生態についての文章で、専門用語がたくさん出てきたので私の単語力ではかなり厳しかったです(^_^;)



なので、サンプル文を遅すぎないスピードで無理なく読めて、単語はほぼ全てわかるか、知らない単語でも推測して読める文章のLexile指数が自分のレベルと考えていいのかなと思いました。



自分のレベルがわかったらそれに対応する本を探すわけですが、
そのときの注意点を以下にご紹介します。

自分のレベルに合った本を選ぶには?

MetaMetrics社公式サイトによれば、

推奨される本のレベルは読み手のLexile指数の−100〜+50の間

とされています。

もし自分の指数が600Lならば、丁度いいレベルは500L〜650Lということになります。

自分のLexile指数を把握したら、そこから−100〜+50のレベルの本を探してみてください。

Amazon.co.jpのリーディングガイドを利用する

私の一番のおすすめは、Amazonの検索機能を利用する方法です。先にもご紹介しましたが、Amazonは洋書の検索機能のひとつとしてLexile指数を導入しています。

難易度別リーディングガイドのページの左側から、Lexile指数ごとに検索できるようになっています。
その下にはTOEICのリーディングスコアから直接検索できるようにもなっていて便利です。

>>Amazonの難易度別リーディングガイド


注意点は、Lexile指数はあくまで目安のひとつなので、興味のあるものを選んでみるというのも大切だと思います。
いくら自分のレベルに合っていてもつまらなかったら読むのも苦痛ですよね。
ぜひ、普段日本語の本を選ぶときのように読みたいものを選んでみてください。

そして、無理なく多読をするためにはレベルは低めのほうがおすすめです。
自分のレベル−100ぐらいを、スピード感を持って読むほうが多読には向いていると思います。

MetaMatrics社公式サイトの検索機能を利用する

Lexile指数開発元のMetaMatrics社のLexile FIND A BOOKも便利なのでご紹介します。

こちらは、Lexile指数から本を検索することもできますし、反対にタイトルや著者からLexile指数の逆引きもできます。

>>Lexile FIND A BOOK

例えば自分の指数が400Lの場合、Lexile Measureに400Lと入力すると自動的に推奨レベルである300Lから450Lの本が検索される仕組みになっています。

400Lの検索結果がこちら。
ここからさらに、カテゴリーやジャンル(フィクションorノンフィクション)を絞って検索することも可能です。

次は逆引きをしてみます。
当ブログでもご紹介した、Where The Wild Things AreのLexile指数を試しに調べてみます。


すると、Lexile指数はAD740Lということがわかります。
本の画像をクリックすると、この本についての情報を詳しく見ることができます。



で、ここで頭にADがついた指数が登場しましたのでついでにご説明します。
ADというのは、子どもひとりで読むというより、大人が手助けしながら読むことが想定された本につけられるコードなので、読み聞かせに最適ということになります。
このコードは実は全部で7つありますが、絵本選びに限ってはこのADとBR(Biginning Reader)以外はあまり気にする必要はないかと思います。

Lexile Measure(Lexile指数/レクサイル指数)まとめ

本記事では、
絵本選びのときに便利なLexile指数についてと、それを利用した絵本の選び方についてご紹介しました。


Lexile指数とは

  • 個人の「読解力」および「文章の難易度」を示す指標
  • 指数は「5刻みの数字+アルファベットのL」で表示される
  • レベルは0Lから2000Lまで。数値が大きくなるほどレベルが高くなる
  • 0L以下のレベルの幼児向け絵本には先頭にBR(Biginning Readerの意)がつけられ、
    数値が大きいほどレベルが低くなる(BR300Lが最低レベル)
  • 先頭にADがつけられたものは大人が補助して読むことが想定されている→読み聞かせに最適


Lexile指数を調べる方法は以下の4つ

  • TOEFL受験者はLexile指数が自動的に測定済み
  • TOEIC受験者はAmazon.co.jpで目安が調べられる
  • 英検受験者は自身の保持する級で大体の目安がわかる
  • Amazon.co.jpの難易度別リーディングガイドで実際にサンプルテキストを読んで調べられる

注意したいのは
Lexile指数はあくまで目安ということ、
多読のためには自分のLexile指数のちょっと下のレベルの本が丁度いいということです!


ぜひ、Lexile指数を活用して素敵な本を見つけてみてくださいね!

eiko

絵本選びには当ブログもぜひご活用ください!


(※本記事は2022年2月1日に加筆修正しました)

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