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【英検対策にもぴったり】英語多読にノンフィクション絵本がおすすめな理由【Little Kids First Big Book】

今回は、英語多読におすすめの絵本のご紹介です。

日常の「なぜ?」を解説した、アメリカで大人気の百科事典
『Little Kids First Big Book of Why』(National Geographic出版)


世界で最もよく読まれている月刊誌のひとつである『ナショナルジオグラフィック』といえば、みなさんも一度は目にしたり耳にしたことがあると思います。

その発行元のナショナルジオグラフィック協会が子ども向けに作った事典が、今回ご紹介する『Little Kids First Big Book of Why』です。
こちらは2011年に刊行されて以来、アメリカでも大人気のベストセラーです。



これがお子さんだけでなく大人の英語学習者や英検受験者の方にもおすすめなので、今回詳しくご紹介したいと思います。

目次

英語多読にノンフィクションがおすすめな理由

みなさんは普段、英語多読には、何となく小説ばかりを選んではいませんか?
読み聞かせといえば物語ばかりを読んではいませんか??


実は私も、以前は読み聞かせといえば物語ばかりを選んでいました。


ノンフィクションを読むようになったのは、子どもが小学生になってからのことです。
我が家は私も夫も生粋の日本人なので、アメリカの学校教育については無知で、子どもの学習サポートについてもわからないことだらけでした。
特に日本の国語にあたるリーディングやライティングには不安があったので、担任の先生に具体的なアドバイスをいただいたことがありました。


その中で、先生が

フィクションと同じくらいたくさんのノンフィクションを読むように気をつけてください

ということをアドバイスしてもらったんですね。
これは、アメリカの子どもの読書では常識のようです。
物語とそうでない読み物では、文章の構造はもちろん、出てくる単語も全然違うからというのが理由でした。



ノンフィクションは、読んでみると確かに論理的な説明文になっていて、ちょっと難しい専門知識や用語も出てきたりして物語とはまったく別物の文章であることがわかりました。


先生のアドバイスはもちろん子どもに向けたものではありますが、実際読むうちに
これは大人の英語学習のためにもなるなと思いました。



ところで私は以前、英検準1級を受験しましたが、その時に実感したのが自分の単語力の不足でした。
当時は読み聞かせには物語ばかりを選んでいたので、専門用語に触れる機会が極端に少なかったというのも理由のひとつだったと思います。
普段からもっとノンフィクションを読んでおけば、単語を覚えるのに費やす時間は少なくて済んだかもしれません。

英検の長文問題で取り上げられるトピックは社会生活一般、芸術、文化、歴史、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネス、政治…と多岐にわたるので、それなりの専門用語の知識が必要になります。
さらに文章は論説文や説明文となっているので、普段から物語以外の文章を読み慣れていれば、単語のみならず長文読解ももっと楽だったかもしれないと思いました。

『Little Kids First Big Book of Why』の中身は??

今回は、そんなノンフィクションの中でまずはコレがおすすめ!という一冊、
Little Kids First Big Book of Why』をご紹介します。

こちらは、普通の絵本よりもちょっと大きめの大型本となっています。

私が持っているものはペーパーバックですが、ハードカバーのものもあります。

目次はこんな感じです。
4つの大きなカテゴリーに分かれていて、

  1. 人の身体の不思議
  2. 日常の科学の不思議
  3. 動物の不思議
  4. 世界や気象、宇宙の不思議

について、たくさんのカラー写真とともに子どもにもわかりやすく解説されています。(全編カラーです)

身体の不思議についてのカテゴリーは、ひとりひとりがユニークでスペシャルであるというトピックから始まり、その次には人種による肌の違いについて取り上げられていました。(アメリカらしい始まり方ですよね)

我が子は現在アメリカで生活しているので、この疑問は実際周りのアメリカの子どもたちと同様、日常の素朴な疑問のひとつでした。

説明では、祖先が日によく当たる地域に住んでいた人種はメラニンの働きでより暗い肌に、逆に日にあまり当たらない地域の人種は明るい肌になったという至極シンプルでわかりやすいものでした。
ancestor(祖先)やmelanin(メラニン)などのちょっと難しい単語も、知識とともに頭に入ると断然覚えやすいですよね。子どもたちも日常の疑問が解決されながら新しい知識や単語が身につくのが楽しいようで、この事典は大のお気に入りです。

単語から逆引きできるように、巻末にはインデックス(索引)もついています。
また、さらに詳しく知りたい子どものためにおすすめの本やウェブサイトの紹介もありました。

こういった「なぜ?なに?」系の事典を読んでいると、子どもに質問攻めにあって困り果てた…
そんな経験、ありませんか?

安心してください。
この『Little Kids First Big Book of Why』には、そんな悩める保護者のための解説がこちらも巻末についています。

ちょっと難しい専門用語についてのglossary(用語集)にも簡単な解説がついていて、まさに至れり尽くせり!
これで、子どもに質問されても安心ですね(笑)

『Little Kids First Big Book of Why』おすすめの読み方

ある程度英語が読めるお子さんや大人の英語学習者の方にはお好きな項目からどんどん読んでいただければと思いますが、
もしお子さんがまだ小さいご家庭なら、読み聞かせが断然おすすめです。


私は一度に3〜4トピックを読み聞かせとして取り入れることが多いです。


読み聞かせにおすすめな理由は、普段のどちらかというと一方向の物語の読み聞かせとは違う、ノンフィクションならではの親子のコミュニケーションがあることです。

子どもは新しい知識に興味津々なので、どんどん疑問を私に投げかけます。
私も私で、その質問に一生懸命答えます。

eiko

あ、ちなみに質問には普通に日本語を交えて答えてますよ😊

説明をすることで、読み手自身も専門用語がよりしっかり頭に入るのでこれが一石二鳥なんですよね。


普段の物語の読み聞かせではお目にかからないような単語も、ノンフィクションにはどんどん出てきます。
だから大人も子どももいいこと尽くし。
子どもに新しい知識を与えてあげると同時に、自分自身も単語の習得ができるなんて最高ですよね。



というわけでぜひ、読み聞かせとして取り入れてみてください。

『Little Kids First Big Book of Why』読み聞かせレベル(Lexile指数)と対象年齢

リーディングレベル:Lexile指数 630L
対象年齢:3〜7歳


Lexile指数についてはこちらの記事で詳しく解説しています

『Little Kids First Big Book of Why』まとめ

タイトル『Little Kids First Big Book of Why』
著者Amy Shields
本の長さ138ページ
リーディングレベルLexile指数 630L
対象年齢3〜7歳
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