この記事はこんな人におすすめです
- 親子でおうち英語や英語の読み聞かせに取り組んでいる
- 英語の辞書って必要?
- いろいろ種類があるけど何を選んだらいい?英和or英英?レベルは???
おうち英語に取り組んでいるけど、英語の辞書って必要?
親子でおうち英語や英語多読に取り組んでいると、遅かれ早かれ必ず必要になるものがあります。
それは英語の辞書です。
はじめのうちはレベルも易しいので、なくても困らないかもしれません。
しかしネイティブの小学生以降のレベルになると、間違いなく必要になってきます。
親が知らない単語が増えてくるのはもちろんですが、
知っていても子どもがわかるように説明するのが難しい単語というのも多くなってくるんですよね。
英検準1級を持っていても、私には英語で説明なんてできません。
かといって、日本語でも難しいんですよね…😅
そして、小学生レベルの読書は「読み聞かせ」というスタイルから徐々に自力での読書に移行していく
とっても大切な時期でもあります。
おうち英語や英語の読み聞かせに取り組む家庭としては、その後の自然な流れとして子どもが自力で英語の本を読めるようになることを目指しているはず。
そのときに大切なのは、わからない単語が出てきたら自分で辞書を引いて語彙を吸収していく姿勢ですよね。
なので早いうちから英語の辞書を用意して、親子で辞書の使い方に慣れておくのが理想ですね。
なるほど〜
でも、具体的にはどんな辞書を選べばいいの?
そもそも英和or英英???
結論から言ってしまいますが、私のおすすめは断然ネイティブの小学生向けの英英辞典。
これ一択です。
ということで本記事では
- おうち英語には小学生向けの英英辞典が絶対に必要なワケ
- 我が家が使用中のおすすめの英英辞典
- 子どもが辞書好きになる方法
以上について
アメリカ生まれのバイリンガルを子育て中の私が解説していきます。
おうち英語に『英英辞典』が必要なワケ
レベルが上がるにつれて必要にせまられる
おうち英語や英語の読み聞かせは基本的に、子どもが小さいうちにスタートを切りますよね。
当初は簡単な単語や言い回しがほとんどなので、英語に自信がない親でも特に困ることはなかったかもしれません。
それが、だんだんレベルアップするにつれて…
ママ、〇〇ってどういう意味?
と子どもに聞かれて困ることが増えていきます。
ちなみに、我が家では困ったときは日本語で普通に説明していました。
(単に私の英語力不足のためです)
でも、そもそも日本語でさえ説明するのが難しい意味の単語が小学生レベル以降どんどん出てくるんです。
抽象的な意味とか、概念とか…
さらに、日本語で説明するとちょっとズレてしまうような単語なんかもあったりして
そろそろ英語の辞書が必要だな…
と思うようになりました。
我が家が英語の辞書が必要だなと思いはじめたのは
子どもの英語がネイティブ小学生レベルに差し掛かったころ
親が子どもの質問に答えられなくなってきたころ
でしたが、正直もっと早く用意しておいてもよかったなと思います。
『英和辞典』はおうち英語には不向きかも?
さて、我が家は英英辞典を購入する前に、
実は子ども向けの英和・和英辞典を購入しました。
ドラえもん はじめての英語辞典は、英和と和英が1冊にコンパクトに収まっています。
全編オールカラーで、ドラえもんのイラストとともに分かりやすい図解が満載です。
この辞書のいいところは、小学校低学年の子どもでも使いやすく親しみやすいところです。
ただ、収録単語数は英和、和英それぞれ750項目程度と少なめ。(英検5級程度)
そして、英単語すべてにカタカナで読みがふられているのも、フォニックスを学んで発音する力をつけていくスタイルのおうち英語にはちょっと不向きかも…と思いました。
そもそも、英語を英語のまま取り入れていくおうち英語には
英和・和英辞典は使ってみてやっぱりちょっと違うなと感じました。
辞書としてはイマイチでしたが、ドラえもん好きの我が子はこの英語辞典が気に入って、ドライブのお供として活躍しました。
イラスト豊富で分かりやすくて、読み物としてはアリです。
『英英辞典』のメリットは、英語で説明が完結できること
英和辞典を使ってみて感じたのは、やっぱり英語は英語のままで学ぶのが自然だなということでした。
そもそも私は英語力が低いので、子どもの英語の質問にはこれまで日本語で答えていました。
でも本当は、できることなら英語で答えたい…!
英英辞典を購入して使ってみたら、
この「英語の質問に英語で答える」という難しいワザ(?)が辞書ひとつで解決できてしまいました。
子どもと一緒に辞書を引いて、一緒に読むだけでいいんです。
下手な英語を駆使して語りかけたり答えたりするよりよっぽど良質な答えが、そこに文章としてあるんです…!
おうち英語には、特に、親の英語力に自信のない家庭には英英辞典は必須。これは間違いないですよ。
アメリカの小学校の先生おすすめの子ども向け辞典
「英語学習者向け英英辞典」と「ネイティブ向け辞典」は違う
日本では英英辞典というとオックスフォードやロングマンなどが頭に浮かぶと思います。
しかしアメリカのネイティブの家庭に必ずある辞書は、オックスフォードやロングマンではありません。
ネイティブの定番はMerriam-Webster(メリアムウェブスター社)の辞書です。
※こちらは大人用の辞書です
オックスフォードやロングマンの辞書が英語学習者向けの辞書なのに対して、
Merriam-Websterは日本の国語辞典や広辞苑にあたると言えば分かりやすいかもしれません。
ネイティブ向けには現代的な単語も収録されていますし、それぞれの言葉のニュアンスなども詳細に説明されています。
(厳密に言うと、どの出版社も英語学習者向けとネイティブ向けの辞書両方を作ってますが、アメリカのネイティブ向け辞書といえばメリアムウェブスターが定番です)
大人用のネイティブ向けはそれ相応の英語力がないと使いこなすのが難しいんですが、
子ども向けなら言い回しや説明に使われる単語も易しいので、子どもだけじゃなくて英語学習者にも問題なく使える内容になっています。
ネイティブの小学生が使う定番辞書はこれ
アメリカの現地校に息子が通っていたときに、担任の先生におすすめの辞書を単刀直入に聞いてみました。
すると「Merriam-Websterの小学生用がおすすめよ」と教えてくれました。
大人用と同様、子ども用もMerriam-Websterが定番なんだそうです。
本は大きめのハードカバーで、全編カラーの824ページ。
サイズは縦26×横20×厚み3.2センチ、重さ1.6キロ。
ずっしり重いです。
内容はというと、36,000項目以上が収録されていて、900以上のイラストや写真などが載っています。
36,000項目もあれば、小学生レベルは余裕でカバーできるのはもちろんですが、
大人の英語学習者にも十分な単語数です。
実際、私も愛用中です♪
実際にページをめくってみると、どのページを開いても最低1つ以上のイラストが掲載されているので
ただ眺めるだけでも楽しいです。
日本のよくある子ども向け図鑑くらいのサイズと重さがあるので、持ち運びには不向きですが
その分大きくて読みやすいので、慣れてしまうと問題ありません。
子どもたちは、図鑑を読むようによくこの辞書を開いています。
おうち英語で子どもを辞書好きにするには
さて、いざ辞書を購入しても
子どもたちがなかなか使ってくれない…
なんてことも起こるかもしれません。
というのも、我が家でも子どもたちが勝手に辞書を引くようになったわけではないからです。
でも、いろんな工夫をすることで子どもたちは辞書と仲良しになりました。
我が家でやってみた工夫を3つご紹介します。
いつでも手に届く場所に
我が家ではリビングの片隅、子どもの机のすぐそばが定位置。
リビング学習派の我が家は、子どもたちの学習机もリビングにあります。
勉強以外にも読書や動画鑑賞も机でするので、すぐそばに辞書を置いています。
わからない単語が出てきたらすぐに調べられるように、辞書をおく場所には気をつけてみてください。
辞書に慣れるまでは大人が一緒に引く
今では自分から辞書を引くようになった我が子ですが、最初からそうだったわけではありません。
当初は、質問されるたびに一緒に引いてあげて、内容を読み上げていました。
場合によっては、同じページに載っている関係のない単語やイラストまでついでに読んであげたりしていました。
まずは辞書と仲良くなることから!
そして私自身が辞書を引く様子も見せて、わからないときには辞書を使うというのを教えるように心がけていました。
子どもが自分で辞書を引いたときには褒める
子どもがある程度興味を持ちはじめたら、実際に辞書を引いてもらって私はそれを見守るようにしました。
辞書引くの、早くなったね〜!
その単語はそんな意味だったんだね〜!お母さん知らなかった!
毎回、オーバーリアクションで褒めるようにしていました。
子どもって単純なので、褒めるのはかなりの効果がありますよね。
ぜひ、辞書が引ける子になってもらうべく褒めまくりましょう♪
まとめ
本記事では、
- おうち英語には小学生向けの英英辞典が絶対に必要なワケ
- 我が家が使用中のおすすめの英英辞典
- 子どもが辞書好きになる方法
以上についてご紹介しました。
おうち英語には必須の英英辞典。
私のおすすめは断然、ネイティブの子ども向けのMerriam-Websterの小学生用です。
ぜひ、親子で活用してみてください♪
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは。子供が知らない単語を自分で英語で説明できなくて困っていたので私もMerriam Elementaryに辿り着きました。小学校以降の子供には英英辞書良いですよね。方向性があっているのか不安でしたが、アメリカに5年もいるお子さんが好んで使うとのことで、うちもこのまま活用しようと思いました。ありがとうございます。最近、フラッシュカードを作成するAnkiというアプリに、Merriam Elementaryの自動検索機能をつけて子供の使い勝手を確認中です。
Jack様
コメントありがとうございます。英語のレベルが上がってくると、英英辞典は役に立ちますよね。ぜひおうち英語にお役立てください。
フラッシュカードが作成できるアプリがあるのですね。我が家でもぜひ試してみたいと思います。有益情報ありがとうございます!